ペット可賃貸お役立ちコラム
「ペットと暮らせるお部屋に引っ越したいけれど、初期費用はどのくらい多くかかるの?」「敷金が高いと聞いたけど、退去時には戻ってくるの?」そんな不安をお持ちの飼い主様は多いのではないでしょうか。
この記事では、ペット可賃貸の初期費用の内訳と、通常の賃貸との違い、敷金の上乗せの考え方、契約前に確認したいポイント、そして初期費用を抑えるコツをまとめてご紹介します。大阪市でペット可賃貸を専門に扱うスキャット不動産が、大切な家族との新生活を安心して始めるためのヒントをお届けします。
なお、費用や契約の内容は物件ごとに異なります。この記事では一般的な考え方をご紹介しますので、実際の金額は必ず募集条件や契約書でご確認ください。
ペット可賃貸の初期費用とは?通常の賃貸との違い
ペット可賃貸の初期費用は、基本的には通常の賃貸と同じ項目で構成されています。そのうえで、ペットを飼うことを前提にした費用が追加・上乗せされることがあるのが大きな違いです。
通常の賃貸でもかかる主な費用
賃貸契約の初期費用には、一般的に次のようなものがあります。
- 敷金(退去時の修繕費などに備えて預けるお金)
- 礼金(貸主へのお礼として支払うお金。返ってきません)
- 仲介手数料(不動産会社に支払う手数料)
- 前家賃・日割り家賃
- 家賃保証会社の保証料
- 火災保険料
- 鍵交換費用
大阪では、敷金・礼金のかわりに「保証金・敷引き」という仕組みが使われている物件もあります。名前が違っても、何のためのお金で、退去時にいくら戻るのかを確認することが大切です。
ペット可賃貸で加わることがある費用
ペット可賃貸では、上記に加えて次のような費用が設定されていることがあります。
- 敷金(保証金)の上乗せ
- 退去時のクリーニング費用や消毒費用の特約
- ペット飼育にともなう月々の追加家賃(ペット賃料)
どの費用がどのくらいかかるかは物件や契約内容により異なります。ひとつずつ見ていきましょう。
ペット敷金(敷金の上乗せ)の考え方と、退去時に返ってくるお金
なぜ敷金が上乗せされるの?
ペットと暮らすと、どうしても床や柱のキズ、壁紙のはがれ、臭いなどが生じやすくなります。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」でも、飼育ペットによる柱などのキズや臭いは、原則として借主様の負担になり得るものとして整理されています。
そのため貸主側は、退去時の修繕に備えて、通常より多めに敷金を預かる設定にしていることがあります。これが「ペット敷金」や「敷金の上乗せ」と呼ばれるものです。上乗せの有無や金額は物件によってさまざまなので、募集条件に「ペット飼育時 敷金+○ヶ月」などと書かれていないか確認しましょう。
敷金は「預けるお金」。退去時に精算されます
敷金は、家賃の未払いや借主様の負担となる修繕費などを差し引いたうえで、残りが返還されるお金です。つまり、上乗せされた敷金も、お部屋をきれいに使えば戻ってくる部分が増える可能性があります。
一方で、契約によっては「敷金のうち○ヶ月分は返還しない(償却・敷引き)」と決められている場合もあります。この場合、その部分は原則として戻ってこないため、実質的な負担は大きくなります。上乗せされた敷金が「返ってくるお金」なのか「返ってこないお金」なのかは、必ず契約前に確認しておきましょう。
退去時の原状回復の考え方については、別の記事で詳しくご紹介する予定です。
敷金以外にかかりやすい費用
クリーニング費用・消毒費用の特約
ペット可賃貸では、退去時に「ペット消毒費用」や「ハウスクリーニング費用」を借主様が負担するという特約がついていることがあります。入居時に支払う物件もあれば、退去時に敷金から差し引く物件もあります。
特約は、契約書や重要事項説明書に書かれた内容が基本になります。金額が決まっているのか、実際にかかった費用を負担するのかなど、説明を受ける際にしっかり確認しましょう。
ペット飼育の追加家賃(ペット賃料)
物件によっては、毎月の家賃にペット1匹あたりの追加料金が設定されていることがあります。初期費用には前家賃が含まれるため、追加家賃がある物件では入居時の負担も少し増えることになります。
月々の金額は小さく見えても、長く住むほど合計は大きくなります。初期費用だけでなく、住んでいる間にかかる費用もあわせて比べることが、失敗しないお部屋選びのポイントです。
ペットのための入居準備費用
契約にかかる費用とは別に、キズ防止のフロアマットや壁の保護シート、脱走防止の柵など、大切な家族が安全に暮らすための準備費用もかかります。引っ越し全体の予算を考える際は、こうした費用も見込んでおくと安心です。
契約前に確認したいポイント
初期費用で後から「こんなはずじゃなかった」とならないために、契約前に次のポイントを確認しておきましょう。
特約の内容と「返ってくるお金」の範囲
- 敷金の上乗せはあるか、その分は返還されるか
- 敷引き・償却の有無と金額
- クリーニング費用・消毒費用の負担方法
- 退去時に借主様の負担となる範囲
飼える頭数・種類・大きさ
「ペット可」と書かれていても、小型犬のみ、猫は不可、1匹まで、といった条件がついていることがあります。飼える頭数や種類によって敷金や追加家賃が変わる物件もあるため、ご家族の条件に合っているかを必ず確認しましょう。
また、「ペット相談可」の物件は、交渉の結果として追加の費用や条件が求められることもあります。違いについては「「ペット可」と「ペット相談可」の違いとは?部屋探し前に知っておきたい基礎知識」で詳しく解説しています。
入居時の写真記録
入居したら、荷物を入れる前にお部屋の床や壁、柱などを写真で記録しておくのがおすすめです。もともとあったキズと、入居後についたキズを区別しやすくなり、退去時の精算で話し合いがしやすくなります。
初期費用を抑えるコツと、大阪市での探し方
引っ越しの時期を工夫する
一般的に、春の引っ越しシーズンはお部屋を探す方が多く、条件の交渉がしにくい傾向があります。時期に余裕がある場合は、繁忙期を避けて探すことで、条件の相談がしやすくなることがあります。
総額で比べる
敷金・礼金が低い物件でも、クリーニング特約や追加家賃があると、結果的に負担が大きくなることがあります。「入居時にいくら払うか」「退去時に何が戻るか」「毎月いくらかかるか」の3つを並べて比べると、本当にお得な物件が見えてきます。物件探しで確認したいポイントは「理想の部屋を見つける!ペット可賃貸物件を探す際の5つの重要チェックポイント」もあわせてご覧ください。
ペット可賃貸に詳しい不動産会社に相談する
特約の内容や、ペットの種類ごとの条件は、募集情報だけではわかりにくいことも少なくありません。スキャット不動産では、「ペット相談可」ではなく「猫可」「大型犬可」「多頭飼い可」と条件を明確にしてご紹介しています。
また、自社で保護猫カフェや猫専用グルーミングサロンを運営しており、動物の特性をふまえたご提案が可能です。グループ会社の長年のビル・マンション管理の知見をいかし、水圧や駐輪場まで確認する独自の物件評価制度で、費用面も含めて納得できるお部屋探しをお手伝いしています。
大阪市北区の南森町・梅田、京橋、本町エリアを中心にご相談を承っています。
まとめ
ペット可賃貸の初期費用は、通常の賃貸の費用に加えて、敷金の上乗せやクリーニング・消毒の特約、追加家賃などがかかる場合があります。大切なのは、次の3点を契約前に確認することです。
- 上乗せされた敷金が返ってくるお金かどうか
- 特約で負担する費用の内容と金額
- 入居時・退去時・毎月の費用を合わせた総額
費用や条件は物件や契約内容により異なります。わからないことがあれば、遠慮なく不動産会社に質問しましょう。


