賃貸用語辞典
CHINTAI
DICTIONARY
あ行
RC造
建物の構造における鉄筋コンクリート造(Reinforced Concrete:補強されたコンクリートの略)のこと。引っ張る力に強い鉄筋と圧縮に強いコンクリートを一体化させ、強度を出す構造としている。鉄筋は酸化して錆びるが、コンクリートのアルカリ性によって酸化を防ぐことができる。また、鉄筋をコンクリートが覆っているので、火災の熱からも守られ、耐火構造をつくることができる。マンションなどの集合住宅や大規模な公共施設・商業施設などに採用されている。
IH
IHとは、Induction Heatingを略したもので、電磁誘導加熱のことです。トッププレートの下にある、磁力発生コイルから発生した磁力線が、鍋底を通過するときにうず電流となり、その電流の抵抗で「鍋底自体が発熱する」というしくみになっている。火を使うガスコンロに比べて安全性が高く、ファミリーマンションで採用されることも多い。
IT重説
不動産取引における重要事項説明を、インターネット等を活用して対面以外の方法で行なうこと。双方向のやり取りが可能な環境で行う必要があるなど、IT重説実施の要件を満たす必要がある。
アイランド型キッチン
調理台やシンク部分を壁から離して室内に島のように独立させたキッチンスタイルのこと。
アスベスト
天然の繊維状鉱物。石綿。耐火性、断熱性能がよいため、かつて建築材料に多く使用されたが、現在は発がん性や大気汚染などの問題で使用が規制されている。
アパート
一般的に、アパートは木造や軽量鉄骨造などの賃貸住宅を指し、鉄筋コンクリート造などの耐火構造の賃貸住宅は、賃貸マンションと呼ばれている。アパートとマンションの区別には明確な定義はない。
アプローチ
道路から門、玄関にいたるまでの通路およびその周辺のこと。道路と土地に高低差がある場合には、スロープや階段などを設けることがある。
犬走り
建物のまわりに一定の幅でコンクリートを打ったり、砂利を固めたりした部分のこと。雨水によって基礎部分が濡れたり、汚れが建物に跳ね返るのを防ぐためにつくられる。
違約金
契約の内容に違反(債務不履行)した場合、相手方に対して支払う金銭のこと。違約金は、契約内容の一部として賃貸人と賃借人のような当事者間の合意によって定められる。
印鑑証明書
現住所のある市区役所・町村役場に印影が登録済みの実印であることを証明する書類。 賃貸借契約において印鑑証明書と実印が必要となる場合もある。
ウォークインクローゼット
中に歩いて入ることができる広さのある収納スペース。WICと略されることもある。
ウォークスルークローゼット
出入口が二つあり、歩いて通り抜けできるクローゼット。WTCと略されることもある。
ウォーターハンマー現象
家庭内の水栓を止めた際に管内から衝撃音を発生させる現象のこと。水流停止時にハンマーで打ちつけたような音を発することからこう呼ばれている。水やお湯を急停止したことにより発生する。マンションの近隣住戸や一戸建ての場合でも道を隔てた家にもその音が達するとも言われており、音などのトラブルの原因にもなっている。なるべく水道の水やお湯を急停止しないことが大切。
ウォームレット
暖房機能付便座のこと。最近は省エネ運転が可能なものが主流となっている。
ウッドデッキ
庭の一部に設けられた木製の床のこと。リビングなどと連続した造りになっており、第二のリビングとして活用することも可能。
SRC造
SRCとは、Steel Reinforced Concreteの略で、鉄骨鉄筋コンクリート造のこと。柱・梁など骨組みを鉄骨で組み、その周囲に鉄筋コンクリートをかぶせて一体構造にした建築工法。強度に優れ、マンションなど高層建築に用いられる。
S造
鉄骨を構造材料とする住宅やマンション、ビルなどの工法・構造のこと。SはSteel(鉄)のこと。強度が高く、耐久性、耐震性に優れている。重量鉄骨と軽量鉄骨がある。
LED
発光ダイオード(Light Emitting Diode)の3つの頭文字を省略したもので、電気を流すと発光する半導体の一種。LED照明に関しては、省エネ&長寿命だけでなく、さまざまな色が出せる点や、CO2(二酸化炭素)排出量が少なく、水銀も未使用なため環境に優しいという点により一般家庭でもスタンダードになっている。
L型キッチン
天板をL字型に配置したキッチンのこと。調理スペースの有効活用がしやすい。
LDK
リビング(居間)、ダイニング(食堂)、キッチン(台所)の意味で、それぞれが一体となった空間のこと。また、食堂と台所が一体となった空間をDK(ダイニングキッチン)という。例えば2LDKと表示されていれば、2つの居室とリビング、ダイニング、キッチンがある間取りだということ。
オートバス
スイッチ操作により自動で一定量の湯を浴槽に張ったり、保温や追い焚きをすることができるシステムが付いた風呂のこと。湯量が減ると設定した量まで自動的に湯を足してくれるものや、キッチンなど浴室以外からリモコンで操作ができるものもある。
オートライト
人の気配や明るさなどをセンサーで感知し、自動的に点滅する照明のこと。夜間にトイレに向かう通路や玄関など、スイッチ操作なしで点灯すると便利な位置に導入されることが多い。
オートロック
エントランスや玄関ドアを自動的に施錠・開錠を行うシステムのこと。 通常は錠が閉まっている状態で、来館者がインターホンのテンキーなどで部屋番号を押すと、 各部屋につながり、各部屋から遠隔操作でエントランスの電気錠を開錠できる仕組みが一般的。入居者は物理キーなどにより開錠を行う。
オープンキッチン
ダイニングとリビングとひとつながりの空間に設置されたキッチンのこと。ダイニングやリビングとキッチンとの間に仕切りがなく、部屋が広く見えるメリットがある。
オール電化
住宅内で調理・給湯・冷暖房などの設備すべてを電気によってまかなうこと。調理の際に使用するキッチンはIHが採用される。
追い焚き
浴槽のお湯が冷めたとき、沸かし直せる機能のこと。フルオートの場合は、最初に好みの湯量・温度を設定し、お湯はり・保温・足し湯をスイッチを押すだけで自動で行うことができる。セミオートの場合は、最初のお湯はりのみ自動で行うことができるが、お湯の温度調節は手動。
押し出し窓
外に向かって押し出すように開放する窓のこと。窓枠に対して垂直(あるいは直角)に押し出すタイプや、外に向かって庇のように開くタイプ、窓の上部を外に倒して開くタイプなどがある。解放状態でも雨が室内に入りづらいが、風を伴う雨の場合は室内に雨風が吹き込むこともある。
折り戸
2枚以上の扉を蝶番(ちょうつがい)で連結し、横方向に折りたたみながら開閉する扉のこと。開き戸のように開閉スペースを大きく取らず、引き戸のように戸袋(収納スペース)も不要なため、クローゼット、浴室、洗面所など狭い場所で開口部を広く確保したい場合に適している。
オンライン重説
IT重説と同じ意味で用いられることもあるが、インターネット等を利用して対面以外の方法で重要事項説明を行うこと(IT重説)と、重要事項説明書を電磁的方法で提供すること(書面の電子化)の2つの方法を組み合わせたもの。
か行
カーテンウォール
高層建築物に用いられる軽量の外壁のこと。建物のしなりによる影響を受けにくくするため、柱と梁だけの構造にして、建築物に、構造上取り外せる外壁を1枚ではなく複数枚で張り付け、しなりの影響を受けにくくする工法により、ガラスを採用した大きな開口部が特徴的な外壁。
カーテンレール
カーテンを吊るし、スムーズに開閉させるための器具。主にアルミやステンレス製の機能性レールと、木製やアイアンなどの装飾性レールに分けられる。
カーテンレールボックス
カーテンレールを隠すためにカーテンの上部を被う箱状の設備のこと。カーテンボックスともいう。
開口部
住宅の壁や屋根などに設けられた、主に窓や出入り口のこと。採光、換気、通風、通行、眺望などの役目を果たす。
階高
建物の各階の高さのこと。1階の階高といえば、1階の構造部の床面から2階の構造部の床面までの高さを指す。
界壁
マンションやアパートどの集合住宅において、隣り合う住戸同士を区切る壁のこと。同部屋内で部屋を区切る壁は間仕切り壁という。
カウンターキッチン
キッチンと居間との間にカウンターが付いているキッチンのこと。居間を見渡せる対面式のキッチンで、調理中に家族と会話ができる、配膳が楽になる、開放感があるといったメリットがある。
カウンタートップ
システムキッチンのキャビネットやコンロ台に取り付けられた、主に調理をするための作業用カウンターのこと。ワークトップ、天板ともいう。ステンレス、人工大理石、セラミック、天然石、木材など様々な素材が使用される。
火災警報器
火災による煙や熱を感知し、警報音で知らせる機器。消防法により、全ての新築住宅に住宅用火災警報器等の設置が義務付けられている。(既存住宅は市町村条例により義務化)原則として機器を寝室と階段の天井または壁に設置する。
火災検知器
火災によって生じる熱や煙によって自動的に火災の発生を感知する機器で、火災感知器ともいう。警報を発したり、受信機などに通知する機能を備えた機種もある。住宅火災において、就寝中の逃げ遅れによる死者が増加していることから、就寝に使用する部屋がある全ての住宅に火災検知器を設置することが、消防法により義務付けられている。
火災通報設備
火災の発生時に、起動ボタンを押すことで消防機関に119番通報する設備のことです。電話回線を使用して消防機関へと通報できる。
火災保険
住宅等が火災や落雷、爆発、風災、雪災などにあって被害を受けた場合に補償される保険。住宅の場合、建物と家財が対象になり、隣接住人への保証も対象とする場合は特約が必要となる場合もある。
家事動線
炊事や洗濯など家事をするときに人が動く経路のこと。
片引き戸
建具の枠と1枚の引き戸で構成された扉のこと。1本の溝またはレールの上を左右どちらかにすべらせて開閉する。
片引き窓
横すべり方式の窓のひとつで、1枚のガラス戸(サッシ)だけを横に引いて開閉する窓のこと。片側がはめ殺し窓(フィックス窓)や壁の場合に用いられる。
片開き戸
開き戸のうち、扉が1枚のもので、押すまたは引くことで開閉する。
片開き窓
窓枠の左右どちらかを軸として開閉する開き窓のうち、窓が1枚のものを指す。(2枚のものは両開き窓という。)
勝手口
住宅の表出入口とは別に、キッチンや洗面所などから外に出られる出入り口のこと。
可動式間仕切り
居室を仕切る間仕切りが固定された壁ではなく、簡単な施工・工事でレイアウトを自由に変更することができる間仕切りのこと。
ガラリ
ドアや窓、壁に取り付ける換気口で、幅の狭い羽根板をブラインド状に平行に連続して取り付けたもの。
カラン
キッチンや洗面所、浴室に使われている給水や給湯などに用いられる水栓やハンドルのことをいい、蛇口とも呼ばれる。
換気口
建物内の空気を衛生的に維持するために、屋内の空気と屋外の空気を入れ替えるために設けられるもの。
間接照明
照明器具から直接光を当てるのではなく、天井や壁などに反射させて間接光とする照明方法のこと。
管理費
賃貸住宅の共同住宅等で、共用部分の維持管理にかかる費用。エレベーターや廊下の清掃、共用部の電気代などが含まれる。家賃とは別に毎月支払う。共益費と同じような意味あい。
キッチンパネル
キッチンのコンロ周辺などの壁面に取り付けるパネルのこと。ステンレスやアルミ、ホーロー、メラミン化粧板などが主に用いられる。
キャットウォーク
高いところにある猫の通路のことまたは猫を室内で退屈せずに過ごさせるための設備やスペースのことの総称。
キャビネット
飾り棚、飾りタンス、またはキッチンや洗面化粧台などの収納ユニットのこと。
給湯
お湯を沸かしてキッチンやバス、洗面などに供給すること。
給排水
給排水
建物内に水を供給する給水と、汚水、雑排水や雨水等を建物外に排出する排水のこと。これらを通す設備のことを「給排水設備」という。
共益費
賃貸住宅の共同住宅等で、共用部分の維持管理にかかる費用。エレベーターや廊下の清掃、共用部の電気代などが含まれる。家賃とは別に毎月支払う。管理費と同じ意味。
近隣商業地域
都市計画法で定められた用途地域の一種。主に住宅地周辺で日用品の買い物やサービス施設(店舗、飲食店、銀行、診療所など)の利便性を高めるための地域。利便性が高い一方で、にぎやかな場所や交通量が多い場所もある。
躯体
躯体とは、建物を形づくる部材(構造体)の総称。基礎、基礎杭、柱、梁、壁、床、屋根など、建物の安全性を担う主要な構造部を指す。
クッションフロア
ビニール系床シートの一種で、クッション性に優れた防水床材。色彩や模様の種類も多い。施工しやすく、掃除や手入れが簡単である一方で、熱や重みに弱くへこみや傷がつきやすい。
クラック
英語で裂け目やひび割れを意味し、主に建築分野でコンクリートや壁などに生じる亀裂を指す。
グルニエ
フランス語で「屋根裏部屋」を意味し、主に住宅の天井と屋根の間の空間を利用した収納スペース(小屋裏収納)のこと。アティックルームやロフトともいう。
クレセント錠
引違い窓のアルミサッシで主に使われる、三日月型の締め付け金具。防音・気密性向上を目的にしている。
クローズドキッチン
壁で完全に囲まれた独立した調理スペース。調理中の臭いや煙がリビングに広がらず、散らかりが目立たない一方で、調理中はリビングの様子が分からないというデメリットもある。
クローゼット
洋服や生活雑貨を収納するために部屋に備え付けられた、主に衣類用の収納スペース。CLと略されることもある。
クロス
壁や天井等に張る内装材のこと。壁紙。
化粧材
柱や床板など、目に見える部分に使われる木材のこと。
結露
暖かく湿った空気が急に冷やされたり、冷たいものに触れたりしたときに、空気中の水蒸気が水滴になる現象のこと。主に冬場の窓ガラスや壁、家具の裏側、クローゼットなどで発生しやすい。
煙感知器
火災感知器の1つで、火災初期の煙を検知してベルや音声で警報を発する、自動火災報知設備の必須部分。
原状回復
賃貸住宅の賃貸借契約が終了して賃借人が退去する際に、借りた部屋を入居時の状態に戻して賃貸人に返すこと。
現状有姿
現在の状況のままという意味。賃貸物件において、現状有姿での引き渡しと記されている場合は、傷や汚れがあってもそのままの状態で引き渡しを行うということを意味する。
建築設備
建築物に設ける各種設備のことで、空気・水・電気・ガスなどを選んで使えるようにする機械・配管配線・器具などで構成されるシステムや機器をさす。
高架水槽
マンションやビルなどの屋上に設置された水を貯めるタンクのこと。地上(または地下)の受水槽に水を引き込み、ポンプで汲み上げ、重力を利用して各家庭へ安定した水圧で給水するために利用される。災害時や水道本管の工事などで一時的に給水が止まっても、タンク内の残水を供給できる。
工業専用地域
住宅を排除し、計画的に整備されたコンビナートや工業団地等を想定した工業地域で、工業の促進を図るために指定された用途地域のこと。住宅、老人ホーム、店舗、図書館、運動施設、学校、病院などの建設が禁止される。
工業地域
住宅等と工場が混在する地域のうち、主として工業の利便性を考慮して指定された用途地域のこと。学校、病院、劇場や映画館、ホテル、歓楽施設等の建設が禁止される。
格子戸
木材を縦横に組んだ日本伝統の建具で、通風・採光機能とプライバシー確保を両立し、和モダンな雰囲気となる。
更新料
賃貸契約を更新する際に支払う費用。借地や借家は、期間満了時に賃借人が契約の更新を希望する場合、賃貸人は正当な理由がなければ契約更新を断ることができない。このために更新時に貸主が更新料を請求することが一般化してきたといわれている。一般的に家賃の1ヶ月分程度。地域によって慣習が異なり、関西では不要な場合も多い。
勾配天井
屋根の傾斜に合わせて天井を斜めに設計したもので、一般的な天井よりも高くなっていることが多い。
コモンスペース
集合住宅における共用の庭のこと。コミュニティ形成の場として居住者が共同で使用する。
コルクタイル
コルク樫またはアベマキの樹皮を、タイル状のシートにした内装材のこと。断熱性、防音効果があり、クッション性にも優れている。床材や壁材として使用される。
混合水栓
1つの蛇口(吐水口)から水とお湯を混ぜて、適温・適量で出せる機能的な水栓のこと。キッチン、洗面台、浴室で主に使用され、温度調節が可能。
コンシェルジュ
フランス語で門番の意味で、おもにフランスなどのホテルやアパートにおいて、宿泊客などのさまざまな世話をする人をさす。マンションで使われる場合は、主に高級・大規模マンションのエントランスで居住者の生活をサポートする専任スタッフをいい、宅配・クリーニングの取次、共用施設(ゲストルーム等)の予約、情報提供など、ホテルのフロントのようなサービスで暮らしの質を向上させ、防犯性を高める役割を担う。
さ行
サーキュレーター
室内の空気を効率よく循環させるための送風機器。暖房時は天井付近にたまる暖気を足元へ、冷房時は床付近の冷気を部屋全体へ行き渡らせる役割を持つ。エアコンと併用することで冷暖房効率の向上や電気代の節約につながり、快適な室内環境づくりに役立つ。
サービスアパートメント
ホテルの利便性と賃貸住宅の居住性を兼ね備えた滞在型住居。家具や家電が備え付けられているほか、清掃やフロントサービスなどを利用できる物件も多い。出張や長期滞在、海外赴任時の住まいとして利用されることが多く、短期から中長期まで柔軟に対応できる。
サービス付き高齢者向け住宅
高齢者が安心して暮らせるよう、安否確認や生活相談などのサービスを提供する賃貸住宅。バリアフリー設計や一定基準を満たした住戸が条件となっており、介護施設とは異なり比較的自由な生活を維持しながら居住できる。略して「サ高住」と呼ばれる。
サービスバルコニー
キッチンやユーティリティスペースの近くに設けられる小規模なバルコニー。ゴミの一時保管や物干しスペースとして活用できるほか、採光や通風の向上にも役立つ。メインバルコニーとは別に設置されるケースが多く、住まいの利便性を高める設備の一つである。
サービスヤード
キッチンや洗面所に隣接して設けられる屋外作業スペース。洗濯物干し場やゴミ置き場、収納スペースとして利用されることが多く、家事動線を効率化できる。限られた敷地でも生活利便性を高められるため、戸建て住宅やマンションで採用されている。
サービスルーム
建築基準法上の居室要件を満たしていない部屋のこと。採光や換気の基準を満たさないため居室表示はできないが、納戸や書斎、趣味部屋、在宅ワークスペースなど多目的に活用される。間取り図では「S」や「納戸」と表記されることが多い。
災害危険区域
津波や高潮、土砂災害、洪水などによる被害リスクが高いとして自治体が指定する区域。建築物の新築や用途に制限が設けられる場合があり、住宅購入や土地活用を検討する際は事前確認が重要となる。防災計画やハザードマップとも深く関係する制度である。
サイクルポート
自転車を雨や日差しから守るために設置される屋根付き駐輪スペース。戸建て住宅では敷地内に設けられることが多く、マンションでは住戸ごとの専用区画を指す場合もある。自転車の劣化防止や防犯性向上につながり、日常的な利便性を高める設備である。
債権
特定の相手に対して金銭の支払いやサービスの提供などを請求できる権利。住宅や不動産分野では、家賃請求権や修繕請求権などが代表例となる。債権を持つ人を債権者、義務を負う人を債務者と呼び、不動産取引や賃貸借契約の基礎知識として重要である。
再現期間
自然災害や気象現象の規模を表す際に用いられる指標で、ある規模の現象が統計上どの程度の頻度で発生すると想定されるかを示す考え方。例えば「100年再現期間」の降雨は、平均すると100年に1回程度発生する規模を意味する。河川整備や防災計画、建築物の安全設計などに活用される重要な基準。
再建築不可
建物を解体すると新たな建築が認められない土地のこと。主な原因は建築基準法の接道義務を満たしていないためで、既存不適格建築物などが該当する。一般的に市場価格は低くなる傾向があるが、建て替えができないことから資産価値や融資条件に影響する場合もあり、購入前の十分な調査が重要。
採光
窓や開口部から自然光を室内へ取り入れること。十分な採光は明るく快適な居住環境を確保するだけでなく、日中の照明使用を減らし省エネにもつながる。建築基準法では居室ごとに必要な採光面積が定められており、住宅設計における重要な要素の一つとなっている。
採光関係比率
建築基準法で定められた有効採光面積を算出する際に用いられる数値。窓から隣地境界線までの距離や、上部にある建築物・庇などの影響を考慮して計算される。数値が大きいほど自然光を取り入れやすい環境とされ、住宅の居住性や設計計画に大きく関わる。
採光補正係数
窓などの有効採光面積を計算する際に使用される係数。採光関係比率を基に、用途地域ごとの周辺環境や建物条件を反映して算出される。住宅地や商業地など地域特性によって異なり、建築基準法に適合した採光計画を行うための重要な指標となる。
サイザル麻
リュウゼツラン科の植物から採取される天然繊維。耐久性や弾力性に優れており、ロープやカーペット、住宅用床材などに利用される。調湿性や防臭性も高く、自然素材ならではの風合いが魅力であるため、ナチュラルテイストの住宅やペット共生住宅でも人気が高い。
再生可能エネルギー
太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなど、繰り返し利用できる自然由来のエネルギーの総称。化石燃料と比べて二酸化炭素の排出量が少なく、環境負荷の低減に貢献する。住宅分野では太陽光発電や蓄電池との組み合わせが普及しており、省エネ住宅の実現に欠かせない存在となっている。
最多価格帯
新築マンションや分譲住宅の販売時に表示される、最も多くの住戸や区画が属する価格帯のこと。不動産広告では最低価格や最高価格とともに記載されることが多く、販売物件全体の価格水準を把握する目安となる。購入予算を検討する際の参考情報として活用される。
サイディング
住宅の外壁に使用される板状の外装材の総称。窯業系、金属系、木質系などの種類があり、耐久性や防火性、断熱性、デザイン性に優れている。近年の戸建て住宅では主流の外壁材となっており、施工性の高さも特徴。定期的なシーリング補修や塗装などのメンテナンスを行うことで耐久性を維持しやすい。
サイドテーブル
ソファやベッドの横に配置する小型テーブルのこと。飲み物やスマートフォン、本、照明器具などを置く用途で利用される。コンパクトながら利便性が高く、リビングや寝室の快適性を向上させる家具として幅広く活用されている。
サイドレール
介護用ベッドなどに取り付ける手すり状の補助器具。立ち上がりや寝返りを支援し、転落防止にも役立つ。高齢者や介護が必要な人の安全確保に欠かせない設備だが、隙間に身体が挟まる事故を防ぐため、設置方法や使用方法には十分な注意が必要である。
債務不履行
契約で定められた義務を果たさない状態のこと。住宅ローンの返済遅延や売買契約上の義務違反などが代表例となる。債務不履行には履行遅滞や履行不能などの類型があり、損害賠償請求や契約解除の対象となる場合もあるため、不動産取引や金融契約では重要な法律用語の一つ。
竿縁天井
和室で多く採用される伝統的な天井仕上げの一種。一定間隔で配置した細長い木材である竿縁の上に天井板を張って仕上げる構造で、木の風合いを生かした落ち着きのある空間を演出できる。和風住宅や旅館、茶室などで見られることが多い天井意匠。
逆目
木材の繊維方向と逆向きに加工する状態、または木目の流れが逆になっている部分を指す用語。逆目方向に削ると表面がささくれたり欠けたりしやすく、仕上がり品質に影響を与える。そのため木工加工や建築現場では木目の方向を確認しながら作業を進めることが重要となる。
下がり天井
天井の一部だけが周囲より低くなっている部分を指す。梁や配管スペースを隠す目的で設けられることが多く、間取り図では点線などで表示される。空間にアクセントを加えるデザイン要素として活用されることもあり、照明計画と組み合わせて採用されるケースも増えている。
左官技能士
壁や天井の塗り仕上げなどに関する技能を持つことを証明する国家資格。都道府県職業能力開発協会が実施する技能検定の合格者に与えられる称号で、左官工事に必要な知識と技術を客観的に証明できる。住宅や建築物の品質向上に重要な役割を担う専門資格。
左官工
モルタルや漆喰、土壁などを用いて建物の内外装を仕上げる職人。壁や床の仕上げだけでなく、タイル施工の下地づくりなども担当する。建物の美観や耐久性に大きく関わる職種であり、近年は自然素材を活用した住宅づくりの分野でも注目されている。
左官工事
土やモルタル、漆喰などの材料を塗り付けて建物の内外装を仕上げる工事の総称。素材や仕上げ方法によって多彩な質感や意匠表現が可能であり、機能性とデザイン性を両立できる点が特徴。住宅の壁や床、外構など幅広い場所で採用されている施工方法。
差押
債権回収を目的として、裁判所などの執行機関が債務者の財産処分を制限する法的手続き。不動産が差し押さえられると、所有権移転や担保設定などの処分行為が原則としてできなくなる。競売手続きの前段階として実施されることが多く、不動産取引において注意が必要な事項の一つ。
さしがね
大工や木工職人が使用するL字型の測定工具。長さや直角を測るだけでなく、勾配や角度の計算、木材加工時の墨付けなど幅広い用途に利用される。日本の伝統的な木造建築を支えてきた道具の一つであり、現在でも建築現場や木工製作で欠かせない存在。
サッシ工
住宅や建築物にサッシやドアを取り付ける専門職。設計図や基準墨に合わせて位置や高さを調整しながら施工を行い、開閉性能や気密性、防水性を確保する重要な役割を担う。窓や玄関まわりの品質は居住性や断熱性能にも関わるため、高い施工技術が求められる職種である。
査定
不動産の市場価値を調査し、売却できる可能性が高い価格を算出すること。査定価格はあくまで目安であり、その金額での売却を保証するものではない。立地や築年数、周辺の取引事例などを基に算出されるため、複数の不動産会社へ依頼して比較検討するケースも多い。
サテンシカモア
アフリカ産のシルバーハート材に現れる美しい縮杢を持つ木材の総称。光の当たり方によって独特の光沢や波模様が浮かび上がることが特徴で、高級家具や化粧合板、建築用造作材などに利用される。意匠性が高く、上質な空間演出を目的とした内装材として人気がある。
さな割れ
立木の内部に発生する割れの一種で、心割れが進行した状態を指す。木材内部に大きな亀裂が生じるため、強度や見た目に影響を及ぼすことがある。製材時には割れ部分を避けて木取りを行う必要があり、木材品質を判断する際の重要な確認項目となる。
サニタリー
洗面所、浴室、トイレなど衛生設備が集まる空間の総称。住宅設計では家事動線や生活動線に大きく関わるエリアであり、収納計画や換気性能、清掃のしやすさなども重視される。近年は洗面脱衣室やランドリースペースを一体化したサニタリープランも増えており、住まいの快適性を左右する重要な空間。
錆び丸太
床柱や装飾材として利用される化粧用丸太の一種。立木の段階で樹皮を剥ぎ、菌類などの作用によって表面に独特の茶褐色模様を発生させたものを指す。自然素材ならではの風合いを持ち、和風建築や数寄屋造りなどで意匠性を高める目的で用いられる。
サブコン
ゼネコン(総合建設会社)から専門工事を請け負う建設会社のこと。設備工事や電気工事、内装工事など特定分野の施工を担当し、建築プロジェクトを支える重要な存在となっている。建設業界ではゼネコンとサブコンが連携することで大規模な工事が進められる。
サブリース
不動産オーナーが所有物件を事業者へ一括して貸し出し、その事業者が入居者へ転貸する仕組み。オーナーは空室リスクを軽減しながら安定収入を得やすく、事業者は物件を活用した運営が可能となる。不動産投資だけでなく、高齢者住宅や介護施設の運営でも活用されている。
サペリ
西アフリカから中央アフリカに分布するセンダン科の広葉樹。マホガニーに似た美しい木目と落ち着いた色合いが特徴で、建築用造作材や家具、化粧単板、楽器など幅広い用途に利用される。高級感のある仕上がりを求める住宅の内装材としても人気が高い。
砂防指定地
土砂災害の防止を目的として国や自治体が指定する区域。土地の掘削や盛土、樹木の伐採、建築行為などに一定の制限が設けられており、実施には都道府県知事の許可が必要となる場合がある。土地購入や開発計画の際には事前確認が欠かせない法的規制の一つ。
サムターン
ドアの室内側についている施錠・解錠用のつまみのこと。親指(thumb)でつまんで回す(turn)動作が語源となっており、外側からは鍵穴に鍵を差し込んで解錠し、内側からはつまみを回すことにより施錠できるのが特徴。
サムターン回し
空き巣などが玄関ドアの隙間や穴から工具を差し込み、内側のサムターンを回して解錠する侵入手口。ピッキングと並ぶ代表的な住宅侵入犯罪の一つとして知られている。防犯対策としてはサムターンカバーの設置や補助錠の追加、防犯性能の高いドアへの交換などが有効とされる。
椹
木材を一定間隔で取り付ける際に使用する細長い部材。屋根下地や壁下地、床組みなど幅広い箇所で利用され、仕上げ材を固定するための補助材として重要な役割を担う。建物の通気性確保や下地調整にも活用されることが多く、住宅施工では欠かせない部材の一つ。
3項道路
建築基準法第42条第3項に基づき指定される道路。地形や既存市街地の状況などから、通常の接道要件を満たす道路幅員を確保することが困難な場合に特例として認められる。建築計画や再建築の可否に関わる重要な制度であり、土地購入前の確認が欠かせない。
散水栓
庭や駐車場など屋外で水を使用するために設置される給水設備。植栽への水やりや洗車、外構の清掃など幅広い用途に利用される。立水栓や埋設型など複数の形式があり、敷地の利用目的やデザインに応じて選択されることが一般的。
3000万円特別控除
自宅を売却した際、一定の要件を満たすことで譲渡所得から最高3,000万円まで控除できる税制上の特例。正式名称は「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円特別控除」。譲渡所得税や住民税の負担軽減につながるため、住み替えや自宅売却時の代表的な節税制度として活用されている。適用には居住実態や所有期間など一定の条件がある。
サンルーム
住宅に設けられるガラス張りの多目的空間。外部の開放感を取り入れながらも雨風の影響を受けにくく、洗濯物干し場やガーデニングスペース、くつろぎの場として利用されることが多い。採光性に優れ、室内を明るくできる一方で、夏場の温度上昇対策や換気計画も重要となる。
CATV
CommunityAntennaTelevision(コミュニティー・アンテナ・テレビジョン)、またはCableTelevision(ケーブル・テレビジョン)の略で、有線テレビのこと。アンテナの代わりに光ファイバーや同軸ケーブルを各家庭に引き込み、地デジ・BS・専門チャンネル(CS)を安定して視聴できる有線放送サービス。
敷金
賃貸契約時にオーナー・家主に預ける金銭のこと。退去時に原状回復費用などを差し引いて返還される。一般的に家賃の1〜2ヶ月分が相場。同じような意味で保証金と表記されている物件もある。
た行
仲介手数料
不動産会社に支払う手数料。宅地建物取引業法により、賃料の1ヶ月分+消費税が上限と定められている。
ら行
礼金
賃貸契約時に家主に支払う謝礼金のこと。敷金や保証金と異なり、退去時に返還されない。